夢の中で座禅

 

大学の先生に「就活の面接練習をしてあげるよ」と言われてから、私の心臓はドッキドキだった。なぜかというと、全然、まったく、1ミクロンも就活関連の行事を進めていないからである。アイタタタ。


私は嫌なことからはトコトン逃げるタイプである。それでも、面接練習をしてもらうにあたって、なにも練習をしないわけにはいかないから、とりあえず練習のための練習をしなければ!と思い、これは面接の定番!と思われる質問をネットで探し出し、その質問に対し事前に回答を用意して音読活動を行った。


そこで私の精神を一番に痛めつけたのは、「学生時代にがんばったことはなんですか?」という質問である。

これは、面接での定番質問であるらしいが、私にとってはvery very 困る質問なのだ。第一に私は部活なし、サークルなし、バイトなし、成績悪しの残念大学生であるからである。この劣等感もあいまり全く学生時代に頑張ったことが浮かばない&考えられない。ただ、唯一の救いがコロナ禍であることである。幸か不幸か、コロナ禍であることは、私がバイトや部活、サークルをしなかったことの言い訳として十分に使える可能性があるからである。


私は、自己分析をし始めた。先生には、「遅すぎでやんす」といわれ、やる気を損ないながらも考え、なにも思いつかないと悟りやがて絶望した。

ここで私の自己分析が進まない理由を申し上げたいと思う。
私の自己分析が進まない原因として以下の2つが挙げられる。


①本当に学生時代にがんばったことがない
②本当はある、けどこれは使えないだろ~と思って脳内で却下されている


補足情報なのだが、私の頭は人類のなかでも上位数十%に入ると思われる位のマイナス思考である。日々、日常で洗練されつつある私のマイナス思考回路はとっても速度良好で、瞬時に多くの絶望的事象を突き付ける。だから、自分が思ったことや考えたこと、すべてに否定意見が入り、結果として、恥ずかし/////という感情が発生し一人で赤面し、もう考えるのやめっぴ!と、思考を放棄するのが常である。(以上補足おわり!)

 

いよいよ、この悩みは私の夢にまで出現するようになった。(たかが練習位で弱い奴だなぁ)

夢の中のわたしは中央にやかんが置かれた魔法陣の中で座禅をしながら自己分析をしているのである。しかしなんということだろうか!!!!夢の中では私の磨き上げられたマイナス思考回路は働かないようである!夢の中の私は座禅をしながら淡々と自己分析に耽っていた。そして、夢が覚めた。私はぼーっとしながら見た夢のことを考え、飛び起きた。早く書かねば!そう思い手短にあったノートにペンを走らせ夢の中で行った自己分析の結果を書き記そうとした・・・・・・・。

 

もうほとんど忘れているのである。かけたのは1つだけ。まあ、1つ書けただけでも良しとしようじゃないか・・・。こうして私の面接練習のための練習は終了した・・・。練習はどうだったかって?それはぼろぼろのぼろ・・・(忘れよ♪)

 

夢の世界はおもしろい、ずっと寝てたい。嫌なことから逃げよう♪

ずっと寝て、毎回夢を見てたら夢の楽しい世界でいきていけるんじゃないかな。